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ジュニアリーダー育成グループ研修生
(聴覚障害者ユースグループプログラム)
研修報告

2011年8月15日〜23日フィジー共和国

日 程   スケジュール  
8月15日   出発 出発 写真
8月16日   (ナンディ) インド系ファミリーとの交流     (ナンディ) インド系ファミリーとの交流  写真
8月17日   (スバ) ヒルトン特別学校 (スバ)ヒルトン特別学校 写真
8月18日
  (スバ) ゴスペルろう学校、フィジーろう協会   (スバ) ゴスペルろう学校、フィジーろう協会 写真
8月19日

  (スバ) ゴスペル高校、職業訓練センター、
障害者協会
(スバ) ゴスペル高校、職業訓練センター、障害者協会 写真
8月20日   キャンプ、スポーツ活動 キャンプ、スポーツ活動 写真
8月21日   キャンプ、文化活動 キャンプ、文化活動 写真
8月22日   フィジーの文化学習 フィジーの文化学習 写真
8月23日   帰国  



フィジー研修に参加して。。。(敬称略/レポート・感想から抜粋)

藤田祐也:  
フィジーの文化学習 写真

 研修生として選ばれたあと大震災が起こり色々な不安がありました。海外に行って日本は元気で大丈夫だということを皆に伝えたいと思いました。
 異文化体験は僕としてはすごく多かったと思いました。それは、ご飯を食べる時は手で食べる事とみんなの気持ちに解放感がすごくあった事です。
 海外から帰ってきた後、少し日本語を忘れました。コミュニケーションは、いつもより自信が上がるようになりました。通じた瞬間が一番うれしかったです。日本に帰ったら、経験したことを発表します。海外で学んだことを発揮したり、将来参考にしたらいいなと思います。

   
山田茉侑
フィジーの文化学習 写真

 この研修会は感動、驚き、楽しさの連続でした。驚いたことは、キャンプでのコミュニケーションです。単語ひとつで相手の言いたいことのほとんどを把握できたように思います。
 一番驚いたことは、研修でみんなといることがあまりにも楽しくて集団行動が大好きになり、次のイベントが待ち遠しいほどになりました。人前で話す事が苦手で、いつも言いたいことを全部言ってない状態でスピーチを終わらせてしまうことが度々あります。次にみんなに会うまでには私もスピーチが得意になろうと決心しました。
 今回の研修は、私の人生の宝です。色々な人に出会えて、もしもこの研修に参加しなかったら一生関わることのなかったかもしれない話ができて私の視野が広まったように思います。

   
前川心
フィジーの文化学習 写真

 私は今回のフィジー研修を終えて自分に大きな自信を持てるようになりました。私に他人と協力することの大切さ、ろう者としての自分の立場、人種の壁を越えた絆の深さなど、自分自身の視野を広げることになったからです。
自分たちの目標に向けてグループメンバーで団結することで絆を生み、お互いを成長させていきました。
不安や期待から始まった研修は最後には充実感でいっぱいになりました。フィジーのろうの人たちと日本の絆はこれからも続いていきます。これからもフィジーで学んだことを周りに伝えていきたいと思います。

   
鹿森優香
フィジーの文化学習 写真

 9日間7人の仲間とスタッフの方々と共に海外で集団生活・行動をするのは初めての経験で色々失敗もあり反省すべき点が沢山ある。フィジーの何もかもが初めてで緊張・驚きの連続だった。
フィジーの方とコミュニケーションするに当たって、ジェスチャーやイギリス指文字が多く、なかなか慣れなくて難しかった。色々質問してますます会話が楽しく出来るようになった。そして人に物を伝えるときは、相手のことを考え、反応を見ながら話すことが大事なのだと改めて実感出来た。これからは自分が使っている手話をもう一度見直し、自身に足りない手話をはじめとするコミュニケーションの表現力の向上にまい進していきたいと思っている。

   
外薗猛
フィジーの文化学習 写真

 フィジーに行ってまず「うまくフィジー人と話せるかな」とおもいましたが、意外とたくさん話せたからとても驚いて、嬉しかったです。そのおかげでフィジーの文化や手話などを学ぶべきことを学べました。
僕は手話を覚えたくて一生懸命に相手が言いたいことを分かりきりました。分からなかった時は、積極的に聞いて、なんとか通じようと頑張りました。通じたときの嬉しい気持ちを味わえることができました。
フィジーに学んだことは、自分のものにして海外に行く時、または学校や生活にも活かしたいと思います。フィジーに行って、本当に楽しかったです。

   
濱畑未希
フィジーの文化学習 写真

 海外研修に参加して、コミュニケーションについて考えたことがありました。フィジーに行く前には、コミュニケーションが出来るかと思ったり、初めての海外のろう者との交流は、何をするだろうと思いました。最初は緊張してスムーズにコミュニケーションできなかったけど、身振りをたくさん使ったので少しずつ慣れて通じるようになりました。日本に帰って来て海外のろう者とまた交流をしたくなりました。
昔の日本の遊びについて紹介したり教えたり、フィジーのろう者や一般の皆さんが拍手してくれたので嬉しかったです。
研修メンバーと一緒にフィジーの文化を学んだり知らない言語にふれたりする事ができてとても楽しく、忘れられない経験になりました。

   
山本未希
フィジーの文化学習 写真

 9日間過ごしたフィジーで、フィジーの人々の明るさ、屈託のない笑顔を見て、たくさんパワーをもらい、こちらまで元気になった。人と接するのが苦手だったが、次第にコミュニケーションが楽しいと思えるようになった。
この研修は、自分自身が生まれ変わることのできるチャンスを与えてくれたと思う。実行委員やスタッフの方々、研修生、そして研修先の現地の人々の言葉や行動一つ一つに、新しい発見と生まれ変わるためのヒントが隠されている。そのヒントをよく見聞きし掴みとったものがたくさんあった。
今後は、さらなるコミュニケーション力の向上や、聴覚障害について理解し、障害者として自分らしく社会で生きるための手段を追求していきたい。

   
山本綾乃
フィジーの文化学習 写真

 私が気づいたこと、変化したことは三つある。
まず一つ目は、フィジーで活躍しているろう者を間近にすることで、偉大なエネルギーを頂いた。彼らに共通しているのは、夢に満ち溢れ、実現するために努力し続けていることである。夢の成就は自信から始まり、失敗を受け入れる寛大な心を持って挑戦することが大切だと思う。
二つ目は、幸福とは何かについてである。「当たり前、幸福とは何か」を深く考えるいい機会となった。幸福の気持ちは、その人の心が決めるものであって、この生活を幸せに思うかは本人自体である。生きていることに感謝することであると思う。
そして三つ目は、自分がグループのリーダーになることで、リーダーの素質を学んだことである。短い時間でお互いを理解するのは難しい面もあったが、ともに切磋琢磨し合い、仲良く行動していけた。今後も様々な人たちと協力し合って、よりよいろう社会を創っていきたいと考える。


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