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第33期個人研修派遣生 山本真記子さん 研修報告

第33期個人研修派遣生 山本真記子さん 研修報告 フィンランドに来てから早くも3ヶ月が過ぎようとしています。毎日が新しい経験とカルチャーショックの連続で、日本の皆さんに報告したいことが次々に出てきます。
私が今研修を受けている施設は、フィンランドの首都ヘルシンキにあるFinnish Association of the Deaf(FAD=フィンランドろう協会)です。
施設のみなさんはとても親切で、いつも楽しい話題が尽きません。
フィンランド手話はある程度習得できましたが、スムーズに会話ができるまでにはまだ程遠いです。

私の研修テーマは【国際協力】です。
世界の国際協力関係を学び、日本としてできることを考え、また自分が所属し活動している全日本ろうあ連盟での今後の活動源となるものを得たいと志しています。
これまでには
・フィンランド全国カルチャーフェスティバルのサポート
・聴覚障害者子どもキャンプの見学およびミニ日本 手話教室
・世界NGOフェスティバル
など様々な行事や学会へ参加しました。
現在はFADの取り組みや世界の国際関係状況について学んでいる最中です。
今後はフィンランドが支援する各国との関係状況や貧困問題にも触れ、他国間の国際支援について考察してゆきます。

フィンランドでは約20〜25%の税金によって、小学校から大学までの学費が無料、身体障害者が使用する車椅子や白杖・手話通訳派遣制度も無料、また医療が安価で受けられるなど充実した制度が整っています。
そのため物価の高さには驚かされます。

フィンランド人たちはとてものんびりとしており、仕事場でもプライベートの場でも日本のような慌ただしさや忙しさを感じさせられることはほとんどありません。
時間の流れもゆっくりと感じられます。

感覚の違いに拍子抜けすることもありますが、徐々にフィンランドやフィンランド人たちの楽しさが分ってきました。
ゆったりとした環境の中で自分らしく研修を進めることができています。

引き続き、残りの期間も気持ちを引き締めて研修を進めてゆきます。

第33期個人研修派遣生 山本真記子さん 研修報告

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